算数や数学の学習が上手い人は、それらの楽しみ方を心得ているように思います。算数や数学を楽しめるようになるまでの過程について書いてみました。
一.言葉の意味を知る
算数や数学の教科書を開くと、たくさんの言葉が出てきます。言葉が出てきたら都度、その意味を調べると良いでしょう。教科書や参考書はもちろん、国語辞典や百科事典も使うと良いと思います。言葉の意味を知る事は、物語で例えれば、登場人物の生い立ちや性格を知るようなものかと思います。言葉の意味を正しく知ることで、その言葉が主役となる定理や法則を理解しやすくなります。
二.解法を知る
教科書に載っている算数や数学の問題には、それぞれに適した解法があります。着目の仕方、式の立て方、図や表のつくり方など含め、正しく解ける方法を知りましょう。このとき、解法や公式を字面のみ覚えようとするのではなく、その解法が成り立つ理由や公式の元になる原理を理解すると良いでしょう。また、一つの解法に納得できた後に、別解を探る学習を行うとなお良いでしょう。
三.解法を身につける
解法を知ったら、それを自分のものとして体得することが大切です。この段では、基本とされる問題を自力で解く経験をなるべく多く積みましょう。初めのうちは正しいとされる解法を真似してみると良いでしょう。慣れてきたら、自分の言葉で人に説明できるようになるとなお良いでしょう。解法を実際に使い、説明する経験を重ねる内に、解法への理解がさらに深まり、脳内に定着します。
四.より速く、より難しい問題を解けるようになる
基本とされる問題が解けるようになったら、それらを短時間で終わらせることを目指しましょう。このとき、闇雲に手の動きを速めるのではなく、計算に工夫はできないか、どう考えれば効率良く解けるか、探ると良いでしょう。また、基本的な問題ができたら、より難易度の高い問題や、基本事項を様々な形で応用させる必要がある、良問と言われる問題に取り組むと良いでしょう。
五.楽しみ方を知る
様々な言葉、解法を知り、様々な問題を解く内に、難問に悩まされることさえも楽しいと思えるようになってきたら、楽しみ方を知ったと言えるかもしれません。楽しみ方は人それぞれなので、これと言った正解はありませんが、自由に考え、自由に解く、ひいては自由を感じる、という所に一つの楽しみ方があるように思います。是非、自分なりの楽しみ方を見出してみてください。
一から順に五を目指すのを基本姿勢として頂くと良いと思いますが、三や四に入った後に、一や二に戻ってやり直すのも良いと思います。また、厳密に守ろうとするのではなく、普段の学習を見直したいときに少し意識して頂くというのでも良いと思います。そして、楽しもうという気持ちを持つことが何より大切かと思います。上手くご活用頂けたらありがたいです。
